2020年04月01日号
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artscapeレビュー

村林由貴 個展「溢れ出て止まない世界」

2010年05月15日号

会期:2010/04/10~2010/04/25

京都造形芸術大学 GALLERY RAKU[京都府]

京都造形芸術大学、大学院芸術表現専攻に在籍する村林。昨年も同ギャラリーで個展を開催していたのは記憶に新しい。ドローイングの制作過程を公開しながら、その場で制作した作品をインスタレーションしていく展示を行なっており、それは今回も同じなのだが、作品の魅力はぐんとアップしていた。展示された数々の作品からは、村林の制作意欲とその探究心がうかがえるが、なによりそれらからは彼女が意識してきたという「生命力や躍動感」が面白いほどに伝わってくる。特にペインティングが良い。色や筆致の生き生きとした表情は豊かで、じっくりと見ていると、沸き立ってくるような興奮を覚える。制作途中のドローイングもそのままの状態の雑然とした会場だったのだが、彼女の「溢れ出て止まない世界」はじつにみずみずしく目に映って感動。

2010/04/23(金)(酒井千穂)

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