2020年07月01日号
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artscapeレビュー

藝大先端2012

2012年02月15日号

会期:2012/01/07~2012/01/15

BankARTスタジオNYK[神奈川県]

全体の印象だが、初期のころの先端の卒展に比べて、つくる技術も見せる技術も格段にレベルアップしているのは明らかなのに、なぜか今年はひとつも心に残る作品がなかったなあ。毎年1点や2点は「優れた」というより「規格外・想定外の」それゆえに「心に残る」作品が見られたのに、それがないということは、ひょっとして「先端芸術」という規格・想定に収まる優等生が増えたということかもしれないし、それはそれで先端芸術表現科の勝利なのかもしれない。あるいは心に残らないのは、毎年確実に広がるぼくと卒業生との世代間ギャップによるものだとしたら寂しい限りだが、まあ単にぼくが正月ボケだったからだと考えるとちょっと安心したりして。

2012/01/07(土)(村田真)

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