artscapeレビュー
挑戦する日本画:1950~70年代の画家たち
2014年08月15日号
会期:2014/07/05~2014/08/24
名古屋市美術館[愛知県]
名古屋市美術館の「挑戦する日本画」展へ。埼玉県近美の「戦後日本住宅伝説」展と同様、パンリアル美術協会など、1950~70年代の前衛的な動向を追ったものである。展覧会のセレクションでは、東京芸大の日本画学科卒の桑山忠明も入っていることに驚かされる。ちなみに、日本画というジャンルの定義は、画材で規定されるので、想像以上に題材の自由度は大きい。とくに横山操の《高架4号線》(1964)は、オリンピックで建設中の首都高建設現場を描いたものだが、テクノスケープ感覚が全開で、カッコいい。
2014/07/23(水)(五十嵐太郎)
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