artscapeレビュー
市民ギャラリー郷土作家展「廣村正彰 デザインからデザインまで」
2015年03月15日号
会期:2015/01/31~2015/02/28
安城市民ギャラリー 展示室A・B・C[愛知県]
安城市民ギャラリーの「廣村正彰 デザインからデザインまで」展へ。郷土作家ということで、廣村のデザインの仕事を振り返る企画である。さまざまなロゴ、山本理顕やシーラカンスらが設計した建築のサイン計画、ポスターが壁一面にぎっしりと並び、これらが一堂に会すると、廣村タウンのようだ。同様なことは、田中一光の回顧展を見たときにも感じたことだが、デザイナーもロゴやサインを通じて、都市の風景をつくっているのだ。なお、この展覧会でも紹介されているように、彼は空間のグラフィックに強いので、あいちトリエンナーレ2013でデザインを依頼した。
2015/02/22(日)(五十嵐太郎)