artscapeレビュー

ポジティブショートフィルムプログラム 全5作品

2015年03月15日号

会期:2015/01/16~2015/02/28

Brillia SHORTSHORTS THIEATER[神奈川県]

ブリリアショートショートのポジティブ・ショートフィルム・プログラムでは、Jasper Wessels監督の『傾いた男』が面白かった。身体がどんどん傾き、ほとんど横歩きになっていく。病気というよりも、彼だけ重力のかかり方がズレたと言うべきか。上下逆さの映画はあるが、斜めというのがユニークである。映像ならではの表現が効く物語だ。5番目の『人生に一度のひとめぼれ』は、これに類似したものがなくはない設定だが、奇跡の日を繰り返す、老人ホームならではのストーリーを13分弱でまとめている。

2015/02/26(木)(五十嵐太郎)

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