2021年12月01日号
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artscapeレビュー

「CHARLES GARNIER UN ARCHITECTE POUR UN EMPIRE(シャルル・ガルニエ:帝国の建築家)」展

2011年02月15日号

会期:2010/10/26~2011/01/09

エコール・デ・ボザール[パリ]

まずエントランスの脇において、シャルル・ガルニエの代表作、オペラ座が登場する映画として、『オペラ座の怪人』(1925)やオードリー・ヘップバーン主演の『パリの恋人(ファニー・フェイス)』(1957)のシーンが紹介される。続いて階段を登ると、オペラ座以前、すなわち彼がまだ20歳台のとき、エコール・デ・ボザールにおいてローマ賞を獲得したディプロマ図面、イスタンブールなどの旅行のスケッチが美しい。そしてガルニエによる戯画が意外におちゃめである。これらの漫画タッチから伊東忠太を思いだす。最後は、オペラ座を中心とした展示スペース。オペラ座では、建築の空間形式だけではなく、壁や天井をおおう装飾に関しても多くの精緻なドローイングが描かれている。

2011/01/02(日)(五十嵐太郎)

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