artscapeレビュー
プレビュー:林勇気 展「あること being /something」
2011年02月15日号
会期:2011/02/18~2011/03/19
兵庫県立美術館[兵庫県]
兵庫県立美術館で、今年度から始まる注目作家紹介プログラム“チャンネル”。このプログラムのタイトルは、英単語〈channel〉の複数の意味に共通する「何かと何かをつなぐこと」を踏まえてつけられたという。その第一回目は、関西を拠点に活動する映像作家・林勇気の個展。一見CGアニメのように、登場人物や背景が淡々と動くその作品は、林自身が撮影しパソコンに取り込んだ膨大な写真資料をひとつずつ切り抜き、張り合わせるという手法で制作されている。今展では、その展示作品の素材となる写真が公募によっても集められた。アーティストと人々が作品ではどのようにつながったのか、見に行くのが待ち遠しい。
2011/02/14(月)(酒井千穂)