artscapeレビュー
八束はじめ『メタボリズム・ネクサス』
2011年07月15日号
発行日：2011年4月23日
これは労作である。狙いも明快だ。突然変異ではなく、戦時下からの国家の歴史を背負い、メタボリズムが登場したことを位置づけている。建築論は個人の作品と思想に偏りがちだが、八束はじめは政治家や官僚の関わる都市計画・国土計画という社会的な問題と見事に接合させながら、大きな物語として20世紀半ばの日本建築史を描く。
2011/06/13（月）（五十嵐太郎）
- ホーム
- レビュー／プレビュー
- artscapeレビュー
- 八束はじめ『メタボリズム・ネクサス』
2011年07月15日号の
artscapeレビュー
- 没後10年：三尾公三のまなざし
- 新incubation On a Knife Edge──二つの向こう岸
- 山本真人「The messy room」
- 尾形一郎／尾形優「ナミビア：室内の砂丘」
- 鈴木秀ヲ「輪郭の眺め」
- 東日本大震災：南相馬市
- 野村佐紀子 展
- ポンペイ展 ～世界遺産 古代ローマ文明の奇跡～
- 東日本大震災：東松島市・石巻
- 任意の点を「R」とした展覧会
- 森田麻祐子 展「ニッチャンの日課」
- 風穴 もうひとつのコンセプチュアリズム、アジアから
- 瀬戸正人「binran」
- 東日本大震災：八戸
- 写真家・東松照明 全仕事
- ZINE/BOOK GALLERY
- 特別講座「復興へのリデザイン」第一回
- 東北大学五十嵐研究室学生編集『ねもは』2号
- 「こどもの情景──戦争とこどもたち」展／「ジョセフ・クーデルカ プラハ1968」展／「世界報道写真展2011」展
- 八束はじめ『メタボリズム・ネクサス』
- 「驚くべき学びの世界」展
- 「プラド美術館所蔵：ゴヤ──光と影」記者発表
- 平竜二「Vicissitudes 儚きもの彼方より」
- 東日本大震災：いわき市、いわき市久之浜、いわき市小名浜、日立市、日立市河原子町ほか
- 安井仲治 写真展 1930-1941
- UIA2011東京大会へ 連続公開シンポジウム No.14
- 名和晃平──シンセシス展
- トーキョーワンダーウォール2011
- 特集展示：石田尚志
- ジパング展
- 劉敏史「-270.42℃, My Cold Field」
- ワシントン・ナショナル・ギャラリー展
- 木版画コンテンポラリー
- BankART AIR Program 2011 OPEN STUDIO
- JCDデザインアワード2011
- トウヤマタケオ＋阿部海太郎「2台のピアノによる演奏会 in 京都」
- les signes：五影華子・寺脇さやか
- 「ジパング」展
- ロバート・フランク写真展 Part I 「Outside My Window」
- 大竹昭子『彼らが写真を手にした切実さを 《日本写真》の50年』
- パウル・クレー──おわらないアトリエ
- 路上 On the Road
- 東日本大震災復興支援「Arts Action 3331」展
- カレー屋で彫刻：北浦和也
- プレビュー：生誕100周年記念フェリックス・ホフマン展 うつくしい絵本の贈りもの
- 佐川好弘 展──トラフィックマーキング シリーズ
- TNA《キリの家》
- シンポジウム「アート × 建築 × 震災後」（大木×彦坂尚嘉×五十嵐）
- 母袋俊也 展：Qf・SHOH《掌》90・Holz──現出の場─浮かぶ像─膜状性
- 吉野辰海 展
- サイレント・ナレーター──それぞれのものがたり
- 名和晃平─シンセシス
- パウル・クレー展／「路上──On the Road」展
- 福村真美 展
- 鈴木理恵 展
- 布野修司『建築少年たちの夢』
- UIA2011 TOKYO 111 Days before 展
- 松本央：Beast Attack ！
- 下瀬信雄「結界VII」
- ワーグマンが見た海──洋の東西を結んだ画家
- カタログ＆ブックス│2011年7月
- プレビュー：夏休み企画展「sweet memory：おとぎ話の王子でも」
- プレビュー：plate journey──瓜生祐子 展
![DNP Museum Information Japanartscape[アートスケープ] since 1995 Run by DNP Art Communications](/archive/common/image/head_logo_sp.gif){kind=logo}
