2019年07月15日号
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artscapeレビュー

伊藤彩 展──猛スピードでははは

2012年08月15日号

会期:2012/07/20~2012/09/01

小山登美夫ギャラリー京都[京都府]

伊藤彩の作品は以前にも同ギャラリーやほかの展覧会で見たことがあったのだが、彼女の作品が、細かなプロセスを経て構成されているという事実は今展で初めて知った。各作品ごとにマケットをつくり、何枚も写真を撮り、視覚的効果を検討してからペインティングにいたる、「フォトドローイング」と伊藤が呼ぶ手法だそうで、今展には、その手法を用いて制作された新作のペインティングと、それに関連したセラミックや紙粘土の立体、木(を使った作品)などが展示されていた。絵画作品のモチーフやイメージが重なる造形物が会場のあちらこちらにあるのが面白い。描かれた場面やイメージをつないでひとつの物語や脈絡を想像するのは難しいが、立体的なコラージュのような世界が広がっていて、それぞれのインパクトも鮮やか。9月1日まで開催されている。


展示風景。左=伊藤彩《They watch THAT together》、右=同《REBORN》

2012/07/26(木)(酒井千穂)

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