2019年07月15日号
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artscapeレビュー

第38回釜山美術展

2012年08月15日号

会期:2012/07/20~2012/08/19

釜山市立美術館[韓国]

家族で海外旅行、というとゴーセーだが、もっとも近い釜山なら国内旅行より安上がり。しかも釜山といえば隔年で国際展(釜山ビエンナーレ)が開かれる文化都市でもある。今年はビエンナーレの開催年であるのだが、残念ながら展覧会は9月からで、その反動というべきか、この時期アートは街から一掃されている感じ。そもそも釜山は人口340万人を超す大都市にもかかわらず、目の前に海水浴場が広がる観光地なので、夏はリゾート気分全開なのだ。だから家族で来たんだけどね。しかし唯一の美術館である釜山市立美術館でも現代美術はお呼びでなく、全館を使って公募団体展みたいな「釜山美術展」しかやってなかった。これは絵画、彫刻、デザイン、書などを集めたもので、ジャンル分けも作品傾向も日展や二科展とよく似ている。近年の韓国の文化政策は急進化を遂げていると聞いていたが、やっぱりこんなものもまだやってるのね。街のギャラリーものぞいてみたけど、いまはリゾート客向けなのか版画や小品展しかやってなかった。

2012/07/24(火)(村田真)

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