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2015年09月15日号のレビュー/プレビュー

グラフジャーナリズムの開拓者「マーガレット・バーク=ホワイト作品展」

会期:2015/08/01~2015/11/02

FUJIFILM SQUARE 写真歴史博物館[東京都]

久しぶりに六本木周辺で展示をはしごする。ミッドタウン、フジフイルムスクエアのマーガレット・バーク=ホワイト展。クライスラービルの頂部で撮影したガーゴイルの写真で知られるフォトエッセイの人である。土木や機械のカッコいい写真に加え、女性初のアメリカ空軍公式写真家として戦地や飛行機からの驚くべき写真の数々を展示していた。

2015/08/02(日)(五十嵐太郎)

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動きのカガク展

会期:2015/06/19~2015/09/27

21_21 DESIGN SIGHT[東京都]

21_21デザインサイトの「動きのカガク展」は、動きをテーマにしていることから、ただ静止したモノを観覧する展示と違って、やはり会場が活気に溢れ、楽しい。鑑賞者の動きに合わせて、一斉に矢印が同期して同じ方向を向いたり、ゾートロープを装置越しに眺めると動画になるインタラクティブな作品などがある。毎回、ここの企画展で思うことだが、どこかの科学館での常設に組み込んで欲しい内容だ。日用品の影を街並みに見せるクワクボの作品も、初見なら絶対に感動するはずだ。

2015/08/02(日)(五十嵐太郎)

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フィールドオフィス・アーキテクツ展 Living in Place

会期:2015/07/10~2015/09/12

TOTOギャラリー・間[東京都]

台湾の宜蘭に拠点を置き、現地で多くのプロジェクトを手がけた建築集団の仕事を紹介する。ここで台湾の建築家を紹介するのは初めてかもしれないという意味でも、貴重な企画だろう。独特の手触りで、流行と関係なく、力強く地域の風景をつくり出していくデザインが特徴だ。もっとも、明らかに近年まれに見る力作の展示なのだが、説明、キャプション、模型の照合などがわかりにくいのは、残念である。

2015/08/02(日)(五十嵐太郎)

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大江宏《乃木会館》

[東京都]

竣工:1968年

Cakesのウェブサイトに寄稿している連載で、大江宏の「混在併存」について書いたばかりだったので、久しぶりに乃木会館を訪れる。結婚式の打ち合わせで来ている人がちらほら。大江が、南欧、地中海、イスラムのエリアを旅行した直後の仕事であり、国籍不明な外観と、和を基調とするインテリアのズレ具合が、きわめてユニークである。カッコいいとか、美しいではなく、興味深い建築である。

2015/08/02(日)(五十嵐太郎)

アーティスト・ファイル2015 隣の部屋──日本と韓国の作家たち

会期:2015/07/29~2015/10/12

国立新美術館 企画展示室 2E[東京都]

韓国と共催し、両国の作家を紹介する企画展である。小林耕平は解説も付く、笑える「難解」な現代美術、手塚愛子はテキスタイルをほどく形式のさらなる展開だった。韓国側で印象に残ったのは、ダンボールハウスを購入して(3,000円程度)、その材料を再構成するイ・ウォノ、済州島を扱うイム・フンスンなどである。

2015/08/02(日)(五十嵐太郎)

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2015年09月15日号の
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