artscapeレビュー
アントワープ王立美術館コレクション展
2010年10月15日号
会期:2010/07/28~2010/10/03
東京オペラシティアートギャラリー[東京都]
アントワープ王立美術館といえばなんてったって15~17世紀のフランドル絵画、なかんずくボッス、ブリューゲル、ルーベンス、ヴァン・ダイクあたりが有名だが、今回は19世紀末のアンソール、クノップフら象徴主義から、20世紀のマグリット、デルヴォーらシュルレアリスムあたりまでのベルギー近代絵画のみ。しかしかつての栄華は失われたとはいえ、また、パリをはじめとするモダニズム運動の中心地から離れているとはいえ、いやそれゆえにというべきか、油絵らしい油絵を堪能できた。
2010/09/29(水)(村田真)
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