2021年12月01日号
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artscapeレビュー

栗田咲子 展「数珠の茂み」

2010年01月15日号

会期:2009/12/19~2010/02/13

複眼ギャラリー[大阪府]

新作を含めた6点を出展するという国立国際美術館の「絵画の庭──ゼロ年代日本の地平から」(2010年1月16日~4月4日)も楽しみで待ち遠しいのだが、それに合わせて2月まで個展も開催中の栗田咲子。《めんちきり忘れ》というタイトルの作品にはつぶらな瞳のフクロウ、《日食1》《日食2》には伏し目がちなカンガルー。やっぱり展示作品のほとんどは夢に出てきそうなインパクトだった。モチーフのユーモラスなポーズや表情とそれぞれのタイトルから物語を想像してみるのだけれど、これがまたちょっとだけズレているイメージでなかなか難しい。しかしどの作品も「ここで何か面白いことが起こ(って)るよなあ」という期待感に包まれている気がするから愉快だ。訪れたのは年内の開廊最終日。折しも、栗田さんがギターを演奏するユニット「グビラ」の初ライブ(!)が開催されるというなんとも貴重な日でラッキーだった。

2009/12/26(土)(酒井千穂)

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