2021年04月15日号
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artscapeレビュー

第5回展覧会企画公募「エラスティック・ビデオ──curated by PLINQUE」「floating view:“郊外”からうまれるアート」「Girlfriends Forever!」

2011年04月15日号

会期:2011/02/26~2011/03/27

トーキョーワンダーサイト本郷[東京都]

キュレーターの育成・支援をめざした展覧会企画の公募展。といってもキュレーター志望ばかりではなくアーティストからの応募も多く、今回は44企画のうち入選した3企画はすべてアーティスト(キュレーションを行なうアーティストも含め)によるものだった。クラウディア・ラルヒャー企画の「エラスティック・ビデオ──curated by PLINQUE」は、ウィーンを拠点に活動する若いアーティスト集団PLINQUEを中心としたビデオ・インスタレーション展。いろんなビデオ作品があるなあと感心するが、それ以上とくに感想はない。佐々木友輔企画の「floating view:“郊外”からうまれるアート」は、郊外から出発したアーティストや郊外をモチーフにした作品を集めたもので、企画としてはこれがいちばん興味をそそられた。でも作品的にはものたりず、やはり「郊外」を都心のホワイトキューブのなかで紹介するには限界がある。また、松井えり菜+村上華子が共同企画した「ガールフレンズ・フォーエバー」は、「美大には女性が多いのにアーティストとして活躍する女性が少ないのはなぜか」という問いから発した女性アーティストだけの展示。松井、村上ともに1984年生まれのアーティストだが、彼女らと同世代のキャピキャピなアーティストに加え、なぜか辰野登恵子のようなベテランも混じっていて、作家選定がよくわからない。辰野のかわりに草間彌生が入っていればまだわかりやすかったのに(わかりやすすぎるか)。

2011/03/02(木)(村田真)

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