2018年04月15日号
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南京大虐殺紀念館

2016年05月15日号

[中国、南京]

南京大虐殺紀念館を見学した。人骨の発掘現場を囲む第1期は、ランドスケープ的な空間で物静かである。現在、その両サイドに第2期の拡張エリアが継ぎ足されており、導入部はリベスキンド風の鋭角的なデザインによる地下の空間において大量の資料を展示する。悲劇からその克服という流れは、四川大地震の記念館の構成とも似ている。さらに、細い柱が林立する第3期の増築エリアを建設中だった。ここも入場無料であり、多くの中国人観光客が集まって、ひっきりなしに人の波が続いていた。動員+メモリアルが融合した場である。

2016/04/10(日)(五十嵐太郎)

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