2021年12月01日号
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artscapeレビュー

ニュイ・ブランシュKYOTO 2013「パリ白夜祭への架け橋──現代アートと過ごす夜」

2013年11月15日号

会期:2013/10/05

京都国際マンガミュージアム、アンスティチュ・フランセ関西(旧 関西日仏学館)、京都芸術センター、京都市役所前広場ほか[京都府]

パリ市で毎年10月に開催される一夜限りの現代アートの祭典「ニュイ・ブランシュ(白夜祭)」。パリまではなかなか行けないが、姉妹都市の京都でも日仏の現代アートを無料で楽しめる「ニュイ・ブランシュKYOTO」が開催されている。このイベントは今年で3回目。夕方から深夜にかけて京都市内各会場の屋内外で音楽ライブや映像作品の上映、パフォーマンス、展示など多彩なプログラムが行なわれる。とはいえ、イベント数も多く開催エリアも広いため時間的にもすべて巡るのは難しい。あらかじめ行きたいプログラムをチェックして自分なりにコースを決めておくほうがマイペースで満喫できる。今回、私が最初に向かった会場は京都市役所前広場。高嶺格による市役所壁面への映像上映とパフォーマンスが行なわれていた。京都国際マンガミュージアムでは「街を映像でデコレートするプロジェクト・マチデコインターナショナル」という建物壁面への映像上映プログラム。日本からは高木正勝、吉光清隆、大見康裕、上野あきのり+松本篤史らが作品を披露。そしてアンスティチュ・フランセ関西(旧・関西日仏学館)ではサウンドアーティストのニシジマアツシ、竹村延和、村井啓哲らによる音響インスタレーション&パフォーマンス、高橋匡太による建物のライティング、ジャズライブなども開催されていた。毎回だが、どの会場も多くの人たちで賑わっているのに驚く。まだ恒例と言えるほど周知されたイベントには感じられないが、秋の夜長をアートで楽しむという一晩だけの催しはなかなか素敵だ。今後も盛り上がればいいなと期待している。


高橋匡太によるライティングで彩られたアンスティチュ・フランセ関西(旧・関西日仏学館)

2013/10/05(土)(酒井千穂)

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