2021年12月01日号
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artscapeレビュー

あいちトリエンナーレ2013 映像プログラム「短編2 若人の大地」

2013年11月15日号

会期:2013/10/12

愛知芸術文化センター12階 アートスペースA[愛知県]

あいちトリエンナーレの映像プログラム、短編集「若人の大地」を見る。ぬQの「ニュ~東京音頭」、室谷心太郎「平成アキレス男女」、加藤秀則「あの日から村々する」など、震災後の世界を意識しつつも、笑いを伴う作品を集めたものだ。姫田真武の作品「ようこそぼくです」の音、色、強烈な自己愛はクセになりそう。夜に上映されたパールフィ・ジョルジの「ファイナル・カット」は、映画450本の引用のみで構成された作品である。恋、ケンカ、目覚め、別離、結婚、死闘など、テーマごとにお決まりの場面をつないでいく。ステレオタイプな物語として再編集された映画史である。地下二階の展示、編集と音の文法を逆利用したニコラス・プロヴォストの映像と比べて鑑賞するのも興味深い。

2013/10/12(土)(五十嵐太郎)

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