artscapeレビュー
加藤マンヤ展 as far as possible
2013年11月15日号
会期:2013/10/12~2013/11/11
岡崎のmasayoshi suzukiギャラリーを訪問した。加藤マンヤ展では、日用品に手を加えたオブジェの数々が、新しいモノの関係性を示す。同時に展示されているstudio velocityのシビコ屋上のプロジェクト「roof」の模型がすごい。やはり、ほとんど糸のグリッドが見えない。オカザえもんのフィギュアも、ここで予約受付している。岡崎は訪れるたびに、オカザえもんがあちこちに増えていることを実感する。ちなみに、ゆるキャラグランプリ2013にて、オカザえもんに投票したが、これだけ多様なゆるキャラが日本各地に存在するのに、ほとんどが同じ特徴をもつ。身体の丸っこい曲線だ。かわいらしさの媚を売ることと、着ぐるみで人が内部にいることを忘れさせることが目的だろう。しかし、オカザえもんだけが違う。アートなのだ。
写真:上・中=加藤マンヤ展、下=studio velocity《roof》模型
2013/10/24(木)(五十嵐太郎)