artscapeレビュー
カタログ&ブックス|2016年02月
2016年02月15日号
展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
シンギュラリティ──人工知能から超知能へ
イギリスの人工知能(AI)研究の第一人者によるAI入門書。本書では、「全脳エミュレーション」などの最先端のAI研究を手際よく解説し、さらにAIの政治・経済的インパクト、AIと意識の問題、そしてシンギュラリティ問題までを、さまざまな思考実験を通して考察する。はたしてシンギュラリティはやって来るのだろうか?
※ シンギュラリティ:人工知能が人間の知能を超える「特異点」のこと。[出版社サイトより]
ゴダール原論―映画・世界・ソニマージュ―
ゴダール渾身の3D長編『さらば、愛の言葉よ』に刺激され、再起動した批評時空間。その思考は過去の作品群へ飛び、芸術一般に拡張され、遂には世界認識をも揺さぶる。長編批評「ジャン=リュック・ゴダール、3、2、1、」のほか、監督独自の音響と映像の関係を論じた「彼のソニマージュ」、最後の言葉を探る「ONEn+」を収録。[出版社サイトより]
インフォグラフィックスの潮流 情報と図解の近代史
膨大なデータが行き交う現代において情報を視覚化して理解を促すインフォグラフィックはその重要性を増しつつあります。 本書はインフォグラフィックの歴史をマップ、統計、図解、関係、コードといった観点から探求し、インフォグラフィックを本質的に理解する視点を提示するとともに、今後の視覚情報のあり方を考える機会を提供します。図版資料も満載。[出版社サイトより]
ここに棲む──地域社会へのまなざし
2015年10月〜2016年1月、アーツ前橋で開催の企画展「ここに棲む──地域社会へのまなざし」のカタログ。家族や地域のあり方が大きな変換を迎えているいま、人々は物質的・経済的豊かさとは異なる価値観に目を向け始めている。14組の建築家とアーティストがこうした社会の変化を見つめ直し、作品を通して地域と私たちの結びつきについて考える。[出版社サイトより]
平成27年度[第19回]文化庁メディア芸術祭カタログ
文化庁メディア芸術祭公式カタログでは、87の国と地域から総数4,417作品の応募のうち、32の受賞作品と審査委員会推薦作品を掲載。また、4名の功労賞受賞者の紹介や、審査員による講評と鼎談などを収録。
2016/02/15(月)(artscape編集部)