2020年04月01日号
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artscapeレビュー

サンティアゴ・カラトラヴァ《ミルウォーキー美術館》

2016年02月15日号

[アメリカ、シカゴ]

映画『アンタッチャブル』の階段で有名なシカゴのユニオン駅から列車にのって、初のミルウォーキーへ。カラトラヴァによる《ミルウォーキー美術館》の増築部分は、定時に屋根が動く。構造合理主義とは言えない、過剰な表現・スペックと飛び道具的なデザインだが、彼の本領を発揮している。日本だと怒られそうだが、都市の新しいランドマークとなり、訪れている人たちの楽しそうな表情を見ていると、これぞアイコン建築だ。美術館の本館と水辺を眺めるカラトラヴァ・カフェの食事がとても美味しい。シカゴ美術館のテルツォ・ピアノ(三階の意味をかける)のレストランよりも全然。いずれも建築家の名前が入っている。ミルウォーキー美術館は、やはりアメリカの現代美術が強い。ラリー・サルタンの写真・企画展がよかった。建築・デザイン部門の展示もある。元旦で無料開放となり、普段来ない人も大量に訪れ、子どもは作品を触りまくっている。

写真:上=ユニオン駅、中・下=《ミルウォーキー美術館》

2016/01/01(金)(五十嵐太郎)

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