artscapeレビュー
カタログ&ブックス│2009年12月
2009年12月15日号
展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン
2009年11月28日から2月7日まで東京都写真美術館にて開催されている『木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざし』展カタログ。同時代に生きた世界的な写真家が東洋的視点と西洋的視点を持ってそれぞれの写真表現を掲載。同じライカの視点を通した共通の表現が感じられる。
東京ゼンリツセンガン
『東京旅日記』『東京夏物語』『乳房、花なり』『今年』『東京エロス』『東京緊縛』『エローマ・モノクローマ』『空』『東京恋愛』アラーキー写真集シリーズの第10弾!! ガンから生還したアラーキーの目に写る東京風景とは!![ワイズ出版サイトより]
INAX BOOKLET 糸あやつりの万華鏡 結城座375年の人形芝居 A Kaleidoscope on Strings 375 Years of Edo Marionette Theatre YUKIZA
INAXギャラリーにおける「糸あやつりの万華鏡 結城座375年の人形芝居」展にあわせ刊行されたブックレット。七代目市川染五郎と唐十郎が「結城座考」を、演劇評論家の大笹吉雄が論考を執筆。
デザインの小さな哲学
デザイナーのみならず、今後の文化の行方を問う者にとって必読のデザイン論。稀代のメディア・コミュニケーション論者にして、哲学的エッセイの名手が、designという語の意味や、デザイナー倫理から、デザインと神、東洋と西洋のデザイン観、傘やタイプライターや潜水艦、都市計画までを縦横に論じた。あらゆる領域でデザインが注目されるいま、デザインとは何であり、何でありうるか? 小さな一冊に、感性や思考への触発スイッチが多数仕掛けられた刺激的良書の待望の邦訳。[本書背表紙より]
超域 文化科学紀要 第14号 2009
東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻の発行する、毎年一回刊行の査読付研究雑誌。
2009/12/15(火)(artscape編集部)