2021年09月15日号
次回10月1日更新予定

artscapeレビュー

浅井裕介+狩野哲郎「ジカンノハナ」

2009年12月15日号

会期:2009/11/06~2009/11/28

黄金町スタジオ[東京都]

「時間の花」はミヒャエル・エンデの『モモ』に出てくるモチーフ。浅井も狩野も増殖する植物がテーマなので重なるのだろう。浅井は相変わらず壁にマスキングテープを貼った上に植物ドローイングを延ばしていくほか、ガラス窓に泥絵を描いている。狩野はその隣の部屋に種を山積みして発芽させ、ニワトリを放し飼いしている。浅井のドローイングが狩野の部屋に侵入し、狩野のニワトリが浅井の部屋に闖入する。この「越境感」がふたりの持ち味。

2009/11/12(木)(村田真)

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