artscapeレビュー
あいちトリエンナーレ2013 東京記者会見
2013年08月15日号
建築会館1階 建築会館ホール[東京都]
東京の建築会館を使い、あいちトリエンナーレ2013の記者発表を行なう。やはり、企画途中の昨年や今年の初めの頃に比べて、プログラムが確定したり、コンテンツができはじめると、説明しやすい。今回の特徴は、震災以降という象徴的なテーマ性と、建築/空間的な視点の二本柱と言えるだろう。出品作家からは、青木淳が名古屋市美の空間をどう読み、杉戸洋らの作家との協同作業でどう変えていくかを、また奈良美智がWE-LOWSというユニットとして長者町でどのような場をつくるかを語る。ともに震災経験に触れたが、これを契機に大事な仲間と共有できる場の大切さを再認識したと述べたのが印象的だった。なお、この記者発表の後、青木も杉戸とともに、スパイダースというユニットを結成した。
2013/07/11(木)(五十嵐太郎)