artscapeレビュー

2011年07月15日号のレビュー/プレビュー

カタログ&ブックス│2011年7月

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

ル・コルビュジエは生きている 保存、再生そして世界遺産へ

著者:南明日香
発行日:2011年6月20日
発行:王国社
価格:1,995円
サイズ:188×130mm

ル・コルビュジエの建築を活かすためフランスでは何がおこなわれているか。建築を歴史の生きた証人として尊重し、長い時間をかけて合意を形成していくフランスの「建築文化」の姿を、ドキュメント風に描く画期的な書下ろし。[エクスナレッジサイトより]



NPOゲートシティ多賀城をとおした歴史都市・多賀城のまちづくり

著者:五十嵐太郎、石川幹子、板橋仁志、笠原隆、菊地健次郎、窪田亜矢、佐藤芳治、進藤秋輝、高倉敏明、高橋四郎、新沼利子、永瀬節治、山崎直子、脇坂隆一、脇坂圭一
発行日:2011年3月
発行:NPOゲートシティ多賀城
価格:1,000円
サイズ:188×130mm

史跡を活かしたまちづくりを推進するため、平成18年から活動している市民活動団体NPOゲートシティ多賀城による一冊。「歴史のみち探索ツアー」やシンポジウムの記録など、これまでの活動を紹介する一方で、五十嵐太郎や石川幹子らによるコラムを多数掲載。




photographers' gallery press no. 10

著者:ジョルジュ・ディディ=ユベルマン、橋本一経、豊島重之、倉石信乃、小原真史、平倉圭、前川修、土屋誠一、江澤健一郎、中谷礼仁、瀬戸正人、大島洋
発行日:2011年6月20日
発行:photographers' gallery
価格:2,520円(税込)
サイズ:257×182mm

photographers' galleryによる年1回発行の機関誌。近年めざましい活躍で注目を集めているフランスの哲学者・美術史家ジョルジュ・ディディ=ユベルマンへのロングインタヴューや橋本一経による論考などを収録。


THE ULTRA 03

発行日:2011年3月
発行:ULTRA FACTORY
サイズ:420×297mm

年に一回発行の、ウルトラファクトリーのフリーペーパー。ウルトラファクトリーの多様な活動を、さまざまな角度で伝えるべく、毎号実験的な試みが仕掛けられている。取材・編集をウルトラファクトリープレスが、またグラフィックデザインをクリティカルデザインラボが担当。学生たちの実践の場としても機能している。

以下のサイトからPDFがダウンロードが可能
・ULTRA FACTORY
http://ultrafactory.jp/magazine/


ULTRA AWARD 2010

発行日:2011年2月23日
発行:ULTRA FACTORY
サイズ:257×182mm

2010年より始まった、京都造形芸術大学生・卒業生を対象としたアートコンペティションのカタログ。大賞者の作品とインタビューを主軸に、展覧会の模様を収録。審査員からのコメント、対談なども掲載。

以下のサイトからPDFがダウンロードが可能
・ULTRA FACTORY
http://ultrafactory.jp/magazine/ultra_award_catalog.html

2011/07/15(金)(artscape編集部)

プレビュー:夏休み企画展「sweet memory:おとぎ話の王子でも」

会期:2011/07/20~2011/09/11

京都芸術センター[京都府]

甘いもの、お菓子などをめぐって表現を行なう4名の作家を紹介。人間に必要な栄養素というだけでなく、ときに安心や幸福感を与える甘いもの。その記憶との密接な関わりにも迫る。出品作家は謝琳、河地貢士、林智子、瓜生祐子。会期中は多彩なワークショップも開催。

2011/07/15(金)(酒井千穂)

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プレビュー:plate journey──瓜生祐子 展

会期:2011/07/26~2011/08/07

Gallery PARC[京都府]

京都芸術センターで開催される「sweet memory:おとぎ話の王子でも」に出品する瓜生祐子の個展。甘いものや料理を風景に見立てた作品は繊細な線と淡い色彩が料理の盛りつけが崩れるときのような危うさを想起させる。その不安定なイメージが記憶に残る。

2011/07/15(金)(酒井千穂)

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