2019年11月15日号
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artscapeレビュー

2015年03月15日号のレビュー/プレビュー

ホイッスラー展

会期:2014/12/06~2015/03/01

横浜美術館[神奈川県]

二度目のホイッスラー展。会期の終わりで、すごい人出である。年齢層も高い。日本の絵から影響を受けつつも、デザイン的に大胆な構図では超えることはできず、代わりに溶けるような色の世界を生み出すことによって、むしろ彼の独自性を発揮した。

2015/02/20(金)(五十嵐太郎)

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田中望 展「潮つ路」

会期:2015/02/07~2015/03/01

横浜美術館 アートギャラリー1、Café小倉山[神奈川県]

横浜美術館アートギャラリーの田中望展「潮つ路」を見る。東北芸工大出身の画家だ。東北のイメージを込めた船の連作が、土着性を感じさせると同時に、パワフルである。

2015/02/20(金)(五十嵐太郎)

ULI JON ROTH SCORPIONS 40th ANNIVERSARY TOUR OF JAPAN 2015

中野サンプラザ[東京都]

中野サンプラザにて、スコーピオンズ時代を演奏した、ウリ・ジョン・ロートのライブに行く。昔バンドでコピーした曲が幾つか演奏されたので懐かしい。仙人と呼ばれるウリだが、歳をとり、仙人らしい風貌に磨きがかかった。静動と緩急の激しい楽曲の構成、アタックの強いピッキング、粘るフレーズ、色気のある音色、トリプルのギター・オーケストレーションを2時間半楽しむ。ギターの音がデカ過ぎて、ドラムがあまり聞こえない(笑)。

2015/02/20(金)(五十嵐太郎)

今井祝雄 タイム・コレクション

会期:2015/01/14~2015/03/11

ユミコチバアソシエイツ[東京都]

同ギャラリーでは最近、高松次郎に若江漢字と60-70年代作家の個展が多いが、今井祝雄もそのひとり。今井は1964年、弱冠17歳で具体美術協会に参加し、70-80年代にはコンセプチュアルアートやビデオアートを手がけてきた。たとえば、裸の本人が自写撮りしたポラロイドを体に貼りつけていき、肌が隠れるまで繰り返すといった作品。この作品に対して、裸の写真で裸を覆うという矛盾も指摘できるし、また徐々に露出度が減っていくという時間の推移を読み取ることもできる。さらによく見れば、1枚目の写真には裸の本人が写ってるだけだが、2枚目の写真には1枚目の写真が入れ子状に写り込んでおり、3枚目の写真には1枚目の写真が入れ子状に写り込んでるだけでなく、1枚目の写真が入れ子状に写り込んだ2枚目の写真が入れ子状に写り込んでおり、4枚目の写真には……といった具合に、最終的には体に貼りつけた枚数分だけ入れ子状に写真が写り込んでおり(もちろん実際には見えないが)、しかもポラロイドの性質から新しい写真ほど薄く不鮮明であることも指摘しなければならない。ほとんど迷宮のような世界。そういえばこの時期マニエリスムへの関心が高まっていたなあ。

2015/02/20(金)(村田真)

FACE展

会期:2015/02/21~2015/03/29

損保ジャパン日本興亜美術館[東京都]

数ある絵画コンクールのひとつ。これを見に行った理由はただひとつ、チラシに載ってた下野哲人の実物を見たかったから。一見、白黒のストライプ模様だが、よく見ると白い画面に黒い絵具を、黒い画面に白い絵具を上辺から等間隔に流している。だから上のほうだけ見るときれいなストライプだが、下のほうに行くにつれ間隔が開いたりくっついたり、絵具が途中で止まったり、さまざまな表情を見せるようになる。これは見事。あとは画面いっぱいにチューリップを勢いよく描いた児玉麻緒、マンガにフィギュアを組み合わせたオタク的ポップな戸泉恵徳が目を引いた。

2015/02/20(金)(村田真)

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2015年03月15日号の
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