artscapeレビュー
96時間 レクイエム
2015年02月15日号
『96時間/レクイエム』(監督:オリヴィエ・メガトン、製作・脚本:リュック・ベッソン)を見る。シリーズものらしく、ある意味ではキャラが安定しており、リーアム・ニーソンは最強だが、想像以上でも、期待以下でもない。ただ、新機軸となった誰が妻を殺したかも、謎解きというほどのものでもない。今回は家族を守る、あるいは復讐のために、敵を殺しまくる数が前より減り、元妻の喪失を少し重いトーンにしており、盛り上がりにやや欠ける。
2015/01/12(月)(五十嵐太郎)