artscapeレビュー
ホテル・オークラ東京
2015年02月15日号
[東京都]
建替えになるということで、久しぶりにホテル・オークラ東京を訪れた。夜間は特別のライトアップをやっており、光と影の効果が想像以上に建物の美しさをひきたてる。本館(1962)、別館(1973)とも、ロビーを谷口吉郎が設計しているが、金沢で多く見てきた作品群とやはり共通するテイストであり、モダンながら、どことなく和を感じさせる空間だ。また現在からは、昭和の懐かしさも伴っている。
2015/01/21(水)(五十嵐太郎)