artscapeレビュー

モネとジヴェルニーの画家たち

2011年01月15日号

会期:2010/12/07~2011/02/17

Bunkamuraザ・ミュージアム[東京都]

タイトルからモネの展覧会と勘違いしそうだが、実際はモネを追従するアメリカ人画家の作品が大半を占める。ジヴェルニーはモネが後半生をすごしたセーヌ川沿いの小村で、モネを慕って世界中の画家たちが訪れた場所。とくに多かったのが印象派を早くから受け入れたアメリカの画家たちで、訪問者の70パーセントを占めたばかりか、ここに住んで制作した画家も50人を超えるほどだったという。日本人もミーハーだが、アメリカ人はもっとミーハーだったのね。しかし、というか、やはりというか、そんなにたくさん訪れたアメリカ人なのに、美術史に名を残すほど有名になった画家はひとりもいないのだ。セオドア・ロビンソンとかジョン・レスリー・ブレックとか言われてもだれも知らないし。追従するのはいいけれど、それで終わっちゃ意味ないよね。目を引いたのは、モネの義理の娘ブランシュ・オシュデ=モネの絵。ほとんどまったくといっていいほどパパの絵と同じなんだもの。

2010/12/12(日)(村田真)

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