artscapeレビュー

シンポジウム「次世代の表現と可能性 4/新しい時代の感性はどのような空間をもたらすのか」

2011年01月15日号

会期:2010/12/17

建築会館ホール[東京都]

これは日本建築学会の関東支部が開催する連続シリーズのシンポジウムであり、筆者が企画と司会をつとめるようになってからは三度目となる。今回は、中村竜治、山崎泰寛、大西麻貴らがプレゼンテーションを行なう。20代後半の大西が参加し、これまでで最年少の布陣となった。中村も、単体としての建築作品はいまだ実現していない。中村と大西は、ともに繊細な感受性をもちながら、同時に強いかたちと形式への意志を貫く。もうすぐ東京で完成するという大西の初の住宅、二重螺旋の家が楽しみである。

2010/12/17(金)(五十嵐太郎)

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