2019年06月15日号
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artscapeレビュー

《写真》見えるもの/見えないもの#02

2015年08月15日号

会期:2015/07/13~2015/08/01

東京藝術大学大学美術館陳列館[東京都]

佐藤時啓、鈴木理策、榮榮&映里ら13組の出品。佐藤は、3.11の被災地の南三陸や女川を大型カメラやピンホールカメラでストレートに捉えている。永井文仁は都市の写真集を丸めて撮影することで画像を歪めてるが、それがまるで津波に襲われた街のように見えるのは偶然か。野村浩は展示室にテントを立てている。なかに入ると10秒ごとにLED電灯が明滅し、床にばらまかれてるコノハムシ型の紙片の影が下に焼きつく仕掛け。これは写真の原理だけど、原爆で壁に焼きついた人影を思い出すのはぼくだけか。今回は社会へのまなざしもテーマのひとつになっている。

2015/07/23(木)(村田真)

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