[広島県]
呉の大和ミュージアムへ。大勢の来場者で賑わい、改めて日本における大和の人気を痛感する。やはり、吹抜けに設置された1/10スケールの戦艦大和が最大の見世物であり、下や横、あるいは上からと、さまざまな視点から船体を楽しめる。展示は、近代の造船、大和の設計と最期、戦後のタンカー建設など、資料を通じて、呉の歴史をたどる(ただし、一ノ瀬俊也『戦艦大和講義』のように、「宇宙戦艦ヤマト」など、戦後のサブカルチャー受容は紹介しない)が、なぜ戦争が起きたかという社会背景の説明は薄い。
2015/07/27(月)(五十嵐太郎)