artscapeレビュー
イコライザー
2014年12月15日号
映画『イコライザー』(アントワン・フークワ監督)を見る。前半はついに娼婦役をするようになったクロエ・モレッツを、昼はホームセンター勤務、夜はダイナーで読書の日々を過ごすデンゼル・ワシントンが救う『タクシードライバー』的な雰囲気だ。しかし、後半は一転して、正義の世直し・必殺仕事人として暴れまくり、刺客を送り込むロシア・マフィアと全面対決する。主人公があまりに強過ぎて笑えるレベルだ。とくにホームセンターを舞台とした最終決戦では、主人公は銃器を使わず、まさにDIY的にあらゆるものを武器に使う。
2014/11/22(土)(五十嵐太郎)