2019年11月15日号
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artscapeレビュー

第7回ヒロシマ賞受賞記念:蔡國強展

2009年01月15日号

会期:10月25日~1月12日

広島市現代美術館[広島県]

琴平から特急で瀬戸大橋を渡って岡山に出て、新幹線に乗り換えて広島へ。約2時間の旅。蔡さんの展覧会は受賞記念展なので、前々から準備を進めていたものではなさそうだから、正直あまり期待してなかった。だいいちグッゲンハイム美術館で大回顧展をやったばっかりだし。みたいな心構えで見ると上出来だと思う。これまでの火薬を使ったドローイングや、花火パフォーマンスの記録映像(これだけでも見飽きない)のほか、メトロポリタン美術館のためにつくった巨大なレリーフ《不透明モニュメント》、いわきで見つけた木造の廃船をリサイクルした《無人の花園》と続き、圧巻は、半円形の展示室の壁面45メートルに火薬ドローイングを貼り、床に60トンもの水を満たしたプールをしつらえた《無人の自然》だ。点数はすくないけれど見ごたえある。

2008/12/14(日)(村田真)

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