artscapeレビュー
三瀬夏之介 展
2009年01月15日号
会期:12月13日~12月27日
イムラアートギャラリー[京都府]
1月に東京の佐藤美術館で個展を行う三瀬が直前に京都で新作展を開催。まさかウォーミングアップでもなかろうが、多作の人らしいバイタリティが感じられる。新作は、無数のイメージが時空や遠近を超えて交錯する彼特有の画風は相変わらずだが、複数のピースを繋ぎ合わせる手法は用いられなかった(一部コラージュはあり)。インクジェットプリントによる写真画像が頻繁に用いられていたのも目新しい。また、屏風仕立てや、額装された大作があったのも新趣向だ。彼はまた新たな領域に向かおうとしているのか。
2008/12/16(火)(小吹隆文)