2020年11月15日号
次回12月1日更新予定

artscapeレビュー

テリーさんまたね展

2011年12月15日号

会期:2011/11/12

Chap2[神奈川県]

びわこビエンナーレの準備のため1年ほど横浜を離れることになった包帯アーティスト(っていうのか?)、テリーこと寺田忍の壮行会を兼ねた1日だけの展示会とパフォーマンス。寺田自身の作品(木彫りの熊の片足に包帯を巻いた作品がよかった)のほか、藤原京子、椎橋良太、片桐美佳、まつながえみら、BankARTスタジオで知り合ったアーティストを中心とする展示。夜は寺田による「ヨコトリ2011感想パフォーマンス」が開かれた。3脚の椅子の上にほうき、時計、電話機が置かれている。白い包帯ドレスをまとった寺田が登場し、まずほうきを手にゆっくり歩きながら床を掃き、「ていうか、レレレのおじさんじゃねえんだよ!」とか叫んでほうきの柄を折る……。ヨコトリを見た者ならだれでもわかる、ポスターにもなったミルチャ・カントルのパフォーマンス映像をパロッたもの。時計はもちろんクリスチャン・マークレーの24時間映像のモチーフ、電話はオノ・ヨーコのインスタレーションに使われた作品アイテムで、それぞれ最後に「おもしろいけど長すぎるんだよ!」とか「ぜんぜんかかってこないじゃん!」とか悪態ついて破壊するという罵倒パフォーマンスだ。一部で大ウケしていたので、みんな似たような感想というか不満を抱いていたんだろう。王様は裸だと。

2011/11/12(土)(村田真)

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