artscapeレビュー
ディーナー&ディーナー《フンボルト大学自然史博物館》ほか
2015年10月15日号
[ドイツ、ベルリン]
過去の建築と対話するディーナー&ディーナーの《自然史博物館》と《ハンブルク駅現代美術館》へ。後者のブラック・マウンテン展は、大学を辞めさせられた先生が、1933年にアメリカで設立した理想の芸術学校を紹介するものだ。ドイツからアルバース夫妻を招聘してバウハウス教育を導入し、ジャンルを超えて名だたるアーティストが出入りしていた状況を丁寧に伝えている。この教育機関からはラウシェンバーグらが輩出された。
写真:上=ハンブルク駅現代美術館、下=ブラック・マウンテン展展示風景。
2015/09/18(金)(五十嵐太郎)