2021年04月15日号
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artscapeレビュー

社会と建築家の新しい関係~なぜ今、3.11を語るのか~

2015年01月15日号

会期:2014/12/21

青山ブックセンター本店[東京都]

青山ブックセンターにて、書籍&展覧会『3.11以後の建築』刊行・開催記念イベント「社会と建築家の新しい関係~なぜ今、3.11を語るのか~」のトークを行う。芳賀沼整、浅子佳英、鷲田めるろ、五十嵐が登壇した。「3.11以後の建築」の展覧会と書籍をめぐる討議の企画であり、浅子さんから原発事故の扱い、コミュニティ・デザインの興隆について問題提起がなされた。前者は福島の芳賀沼さんもいたほか、飛び入りでエネルギーの問題を考える竹内昌義さんも参加し、だいぶ議論できたが、後者は都合がつかず欠席だった山崎亮さんも入れて再度必要かもしれない。内ゲバではないが、3.11以後を考える人達が、原発に関して分断されるのは、結局、社会における風化を増長させかねないのが気になる。また現在、注目されるコミュニティ・デザインをめぐる第三者による批評がもっと増えると、この新しい動きは歴史として定着していくと思う。

2014/12/21(日)(五十嵐太郎)

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