artscapeレビュー
ケルン
2013年01月15日号
[ドイツ、ケルン]
およそ20年ぶりに、ケルンの街を歩く。ゴシックの大聖堂は都市につきものだが、ロマネスクはしばしば田舎に存在しているから、都市でこれだけ多くのロマネスクの教会を見ることができるのは珍しい。実際、ホテルの窓からも大聖堂とロマネスク教会群の塔が目立つ。中世に栄えたケルンらしいスカイラインだ。クリスマスという季節柄、簡易建築の出店によるマーケットが街のあちこちに出現し、これも観光の対象になっているらしい。とくにノイマルクトは小さな家型の屋根が並び、かわいらしい。
写真:上=ホテル窓から見える大聖堂とロマネスクの教会、下=ノイマルクト
2012/12/11(火)(五十嵐太郎)