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ローマ・ゲルマン博物館

2013年01月15日号

[ドイツ、ケルン]

大聖堂の横に建つローマ・ゲルマン博物館は、戦時下に防空壕を掘っているときに発見された遺跡の上にかぶさるように建設されたものである。上からも見下ろせる吹抜けの地階では、オリジナルの高さで、当時のモザイクの床を展示していた。旧市庁舎前も発掘調査中であり、都市としてのケルンの起源がローマ時代までさかのぼることがよくわかる。

写真:地階。モザイクの床

2012/12/11(火)(五十嵐太郎)

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