artscapeレビュー

ブロードウェイ/タイムズ・スクエア

2013年01月15日号

[アメリカ、ニューヨーク]

前回ニューヨークを訪れたときは時間がなく、スキップしたので、今回はおよそ15年ぶりにブロードウェイとタイムズ・スクエアの界隈を歩く。電飾や大型のスクリーンがすごいことになっており、かつての東京以上に『ブレードランナー』的な世界が出現している。人工の光によって、本当に夜が眩しい。特に屋外の大きなスクリーンに歩行者が映り込む、シンプルなメディア・アート的装置が大人気だった。
ちなみに、大晦日は夕方から、カウントダウンで有名なタイムズ・スクエアの周囲の数ブロックに大量の警官があふれ、クルマを閉めだし、人の交通を制限すべく、バリケードで道路を封鎖している。都市に戒厳令でもしくかのように、ものものしい。このエリアに泊まっていたため、夜ホテルに戻るのにも、宿泊証明書を見せないと通れなくなるほどだった。

写真:タイムズ・スクエアの周囲と大型スクリーン

2012/12/31(月)(五十嵐太郎)

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