2020年07月01日号
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artscapeレビュー

クヴィエタ・パツォウスカーとチェコの絵本展

2014年01月15日号

会期:2013/12/06~2013/12/27

美術館「えき」KYOTO[京都府]

チェコの女性絵本作家、クヴィエタ・パツォウスカー(1928- )とチェコ絵本の世界を紹介する展覧会。「絵本」というと、ふんわりと優しく、穏やかな気持ちになれる本(絵)を想像する人が多いはずだが、彼女の作品は強烈な色彩と幾何学的造形といった、絵本の概念を超える斬新なものが多い。時にはフォーヴィスムを、時には構成主義を連想させる。パツォウスカーは「(絵本の)絵は文章の説明ではない。それ自体、視覚表現である」と言っているが、まさにそのとおりで、子どものためというより、大人のための絵本という気がした。本展ではパツォウスカーの代表作とともに、チャペック兄弟やヨゼフ・ラダなどの作品によって、パツォウスカーを育んだチェコ絵本の歴史を知ることもできる。[金相美]

2013/12/17(火)(SYNK)

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