artscapeレビュー

ナショナル・ギャラリー セインズベリー棟

2014年01月15日号

[イギリス・ロンドン]

ナショナル・ギャラリーへ。ロバート・ヴェンチューリが手がけたセインズベリ・ウィングから入る。ハイテクのフォスターによるガラスの増築とは違い、もとの建物の古典主義を偽装しつつ、マニエリスム的に延長したデザインだ。有名な西洋絵画がそろっているが、学部の頃、高階秀爾、若桑みどり、大高保二郎の各先生による美術史の講義を聴講したことを思い出すラインナップだ。筆者は建築学科だったが、あのとき西洋美術をどう見るかを最初に学んだ。

2013/12/31(火)(五十嵐太郎)

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