2020年07月01日号
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artscapeレビュー

ハイレッド・センター:「直接行動」の軌跡展

2014年01月15日号

会期:2013/11/09~2013/12/23

名古屋市美術館[愛知県]

工藤哲巳の回顧展が開かれたり、篠原有司男夫妻の映画が封切られたり、最近60年代美術の再評価の気運が高まっているが、高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之によるハイレッド・センターの回顧展もそのひとつ。結成以前の「山手線事件」から、「第5次ミキサー計画」「シェルター計画」「首都圏清掃整理促進運動」を経て、赤瀬川の「千円札裁判」、その後の各人の作品まで集めている。ただしハプニングのように作品が残らないものも多く、写真や資料での展示が少なくない。その写真の大半は赤瀬川の著書によって知ってるため、おもしろおかしく自嘲気味に書かれたキャプションを思い出してしまい、まともに「芸術」として向き合えない。まあ「山手線事件」にしろ「首都圏清掃整理促進運動」にしろ、クソマジメに論じるほうが滑稽だけどね。

2013/12/12(木)(村田真)

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