2020年07月01日号
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artscapeレビュー

CSP1「アンプリチュード──場への働きかけ」

2014年01月15日号

会期:2013/11/29~2013/12/08

桑沢デザイン研究所1階[東京都]

東京造形大学卒業生6人による展示。タノタイガはさまざまな人物に扮して撮影した《15min.ポートレート》と題するセルフ写真を出品。15分といえばウォーホルの「だれでも15分間有名になれる」という言葉を思い出すが、それをひとりで独占しているわけだ。ミセス・ユキはヘビやクワガタの入った飼育箱を家具に組み込んだ作品。別にヘビやクワガタそのものをアートとして見せようとしてるのではないが、ほとんど動かないとはいえこういう場所に「動物」をもってくるとやはり反則気味のインパクトがある。末永史尚はパネルをタングラムのようにカットし、ストライプや迷彩模様を塗って組み替え可能にした絵画を展示。場所によって形態を変えるサイトスペシフィック絵画といえる。ほかにインスタレーションの大畑周平と狩野哲郎、木炭画アニメの辻直之らの出品。いまどきの売れ線の作家は避け、内省的・探求的な作品に絞ったところが好感がもてる。

2013/12/08(日)(村田真)

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