artscapeレビュー
大英博物館 グレート・コート
2014年01月15日号
[イギリス・ロンドン]
大英博物館へ。やはり、ノーマン・フォスターが手がけた、グレートコートの空間は素晴らしい。内部に入った瞬間、全方位的に直感で訴える。頭上で現代建築と古典建築が無理なく、ガラスの大屋根で接続され、目の前には開放的な広場が立ち現われる。おそらく専門的な知識がなくとも、一般の人にとっても強い印象を残す建築だ。グレートコートは、ルーヴル美術館におけるガラスのピラミッドと同様、中庭からそれぞれの展示エリアへの動線の処理にも役立つ。
2013/12/30(月)(五十嵐太郎)