artscapeレビュー
2014年01月15日号のレビュー/プレビュー
プレビュー:奥行きの感覚
会期:2014/01/18~2014/01/26
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA[京都府]
2012年度より京都市立芸術大学で行なわれている“テーマ演習”枠の授業「奥行きの感覚」の成果報告展。古今東西のあらゆる芸術表現を紐解くためのキーワードとしてある「奥行きの感覚」について、彫刻専攻、陶磁器専攻、日本画専攻、哲学研究室、宇宙物理学研究室の各教員とあらゆる専攻の学生が参加し、研究を進める授業だという。専門領域を横断するユニークな授業形態もだがどんな内容なのか興味がそそられる。今回の展示で紹介されるのは、2012年度から今年度前期に行なわれた研究成果。会期は短いのだが面白そう。
2014/01/15(水)(酒井千穂)
プレビュー:ポンピドゥー・センター・コレクション「フルーツ・オブ・パッション」
会期:2014/01/18~2014/03/23
兵庫県立美術館[兵庫県]
1977年開館、フランスはパリのポンピドゥー・センターにあるパリ国立近代美術館より、現代美術のコレクションがやってくる。日本でもよく知られるアンリ・サラ、エルネスト・ネト、ツェ・スーメイのほか、パリの若手画家のファラー・アタッシ、ハンス=ペーター・フェルドマン、イザ・ゲンツケンなど、同美術館が友の会から寄贈された19作家25点とともに、アグネス・マーティン、ダニエル・ビュレンといった現代美術の巨匠の作品6点を加えた合計25作家31点。兵庫だけの独自企画で巡回もしないということでぜひとも注目したい。
2014/01/15(水)(松永大地)
プレビュー:Non-Linear/非線形プロジェクト「What’s Next?」
カタログ&ブックス│2014年1月
展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
人間のための建築──建築資料にみる坂倉準三
2013年11月27日から2014年2月23日まで、国立近現代建築資料館にて開催された、「人間のための建築──建築資料にみる坂倉準三」展図録。坂倉研究所やフランス国立アーカイブ等の協力を得て集められた貴重な資料を全頁カラーで掲載。バイリンガル。第一部:パリ万国博覧会日本館[1937]、第二部:戦前から戦後復興期の作品、第三部:神奈川県立近代美術館[1951]、第四部:日本の都市風景となった作品群。
ドキュメント|14の夕べ||パフォーマンスのあとさき、残りのものたちは身振りを続ける
閉館後の美術館で繰り広げられたアートの饗宴、再び
2012年夏、東京国立近代美術館にて14夕連続で開催された「14の夕べ」。演劇、音楽、ダンス、朗読、美術など多ジャンルに渡る実験的イベントは大きな反響を呼び起こした。本書は「14の夕べ」とは何であったかの記録であると同時に、「記録」の新たな方法論を提示するものである。
主な出演者:谷川俊太郎、福永信、古川日出男、一柳慧、大友良英 one day ensembles、小杉武久、奥村雄樹、東京デスロック、手塚夏子、小林耕平、神村恵カンパニーほか(順不同)
[青幻舎サイトより]
シェアをデザインする──変わるコミュニティ、ビジネス、クリエイションの現場
場所・もの・情報の「共有」で何が変わり、生まれるのか。最前線の起業家やクリエイターが、シェアオフィス、ファブ・ラボ、SNS 活用等、実践を語る。新しいビジネスやイノベーションの条件は、自由な個人がつながり、変化を拒まず、予測できない状況を許容すること。ポスト大量生産&消費時代の柔軟な社会が見えてくる。
[学芸出版社サイトより]
2014/01/15(水)(artscape編集部)