著者紹介
大友良英(おおとも・よしひで)
最終更新日:2015年01月15日
1959年横浜生まれ。音楽家。十代を福島市で過ごす。常に同時進行かつインディペンデントに即興演奏やノイズ的な作品からポップスに至るまで多種多様な音楽をつくり続け、その活動範囲は世界中におよぶ。映画音楽家としても数多くの映像作品の音楽を手がけ、その数は70作品を超える。
近年は「アンサンブルズ」の名のもとさまざまな人たちとのコラボレーションを軸に展示する音楽作品や特殊形態のコンサートを手がけると同時に、障害のある子どもたちとの音楽ワークショップや一般参加型のプロジェクトにも力をいれ、2011年の東日本大震災を受け福島で様々な領域で活動をする人々とともにプロジェクトFUKUSHIMA!を立ち上げるなど、音楽におさまらない活動でも注目される。
2012年、プロジェクトFUKUSHIMA ! の活動で芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門を受賞、2013年には「あまちゃん」の音楽他多岐にわたる活動で東京ドラマアウォード特別賞、レコード大賞作曲賞他数多くの賞を受賞している。
2014年、国際交流基金アジアセンターとともアジア各国との音楽ネットワークを構築を目指すENSEMBLES ASIAプロジェクトをスタートさせる。
著書に『大友良英/MUSICS』(岩波書店、2008)、『大友良英のJAMJAM日記』(河出書房新社、2008)、『シャッター商店街と線量計─大友良英のノイズ原論─』(青土社、2012)、『学校で教えてくれない音楽』(岩波書店〈岩波新書〉、2014)など。
撮影:佐藤類