著者紹介
森村泰昌(もりむら・やすまさ)
最終更新日:2020年03月15日
1951年、大阪市生まれ。1985年、ゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を制作。以降、今日に至るまで、一貫して「自画像的作品」をテーマに作品を作り続ける。1989年、ヴェネツィア・ビエンナーレ/アペルト88に選出され、以降、国内外で展覧会を開催する美術家。
主な国内での個展に、「森村泰昌展 美に至る病─女優になった私」(横浜美術館、1996)、「森村泰昌展 [空想美術館] 絵画になった私」(東京都現代美術館ほか、1998)、「私の中のフリーダ:森村泰昌のポートレイト」(原美術館、2001)、「なにものかへのレクイエム/戦場の頂上の芸術」(東京都写真美術館ほか、2010)。近年では、2016年に国立国際美術館、2017年にプーシキン美術館(モスクワ)で個展開催。2018年、NYジャパンソサエティで個展開催。大阪に個人美術館M@M(モリムラ@ミュージアム)開館。2020年1月25日より原美術館にて「森村泰昌:エゴオブスクラ 東京2020─さまよえるニッポンの私」(4月12日まで)開催。富山県美術館の企画展「森村泰昌のあそぶ美術史―ほんきであそぶとせかいはかわる」ではゲストキュレーターを務める(2020)。
文筆の仕事も多く、近著に『全女優』(二玄社、2010)、『まねぶ美術史』(赤々舍、2010)、『露地庵先生のアンポン譚』(新潮社、2010)、『対談 なにものかへのレクイエム──20世紀を思考する』(岩波書店、2011)など多数あり、最新刊は『自画像のゆくえ』(光文社新書、2019)。京都府文化功労賞(2006)、芸術選奨文部科学大臣賞(2007年度)、第52回毎日芸術賞(2011)、日本写真協会賞(2011)、第24 回 京都美術文化賞(2011)を授賞。2011年、紫綬褒章を受章。