著者紹介
三原聡一郎(みはら・そういちろう)
最終更新日:2021年12月15日
世界に対して開かれたシステムを提示し、音、泡、放射線、虹、微生物、苔、気流、土、水そして電子など、物質や現象の「芸術」への読みかえを試みている。2011年より、テクノロジーと社会の関係性を考察する「空白のプロジェクト」を国内外で展開。2013年より滞在制作を継続的に行ない、北極圏から熱帯雨林、軍事境界からバイオアートラボまで、芸術の中心から極限環境に至るまで、これまでに計8カ国12カ所を渡ってきた。
主な個展に「空白に満ちた世界」(クンストラウム・クロイツベルク/ベタニエン、ドイツ、2013/京都芸術センター、2016)、グループ展に、第11回恵比寿映像祭(東京都写真美術館、2019)、札幌国際芸術祭2014(芸術の森有島旧邸、2014)、「サウンドアート──芸術の方法としての音」(ZKM、ドイツ、2012)など。展覧会キュレーションに「空白より感得する」(瑞雲庵、2018)。共著に『触楽入門』(朝日出版社、2016)。アルス・エレクトロニカ、トランスメディアーレ、文化庁メディア芸術祭、ほかで受賞。プリ・アルスエレクトロニカ2019審査員。NISSAN ART AWARD2020ファイナリスト。また、方法論の確立していない音響彫刻やメディアアート作品の保存修復にも近年携わっている。